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by angrofille
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薔薇刑

先日青山ブックセンター本店にて細江英公大センセイのトークショーに行ってきました。昔から氏の60年代のスタイリッシュな作風にうっとりしていたので、非常にわくわくしておりました。
1時間の予定が2時間になり、ものすごくたくさんいろんなことを語ってらっしゃいました。三島由紀夫の写真集「薔薇刑」の撮影の時のはなしとか。土方巽の写真集「おとことおんな」を見た三島が細江氏の写真を気に入り、直々にオファーをしてきたとのこと。撮影は三島邸で行われ、庭で水撒きをしていた三島父のホースを見て細江氏が「これだ!!」とひらめき、そのホースでぐるぐるまきにして「ちょっとくわえてください!」と言ってくわえさせたとか。撮影の間三島氏はカメラを構えている限り5分間でもまばたきをしなかったとか。その時の編集者(もうかなりおじいちゃん)、全盛期の三島の担当編集者の方も会場に来ていて思わぬ豪華ゲストでした。当時はグラビア印刷というのがあったそうで、その手法で刷られた初版本はほんっとーにものすごくきれいでした。今はグラビア印刷はイタリアとスイスでしか残っていないらしいのですが。細江氏が繰り返し嘆いていたのは、自分がこういう本を出せたのはいいもの、おもしろいものを作ろうという編集の力があったからできたことで、現代のように営業部が売れる、売れないで本を作る世の中では写真集という儲からない芸術は現在ではどんどん先細りしてしまうのではないかということでした。それならやっぱりインディペンデントでいろいろフットワーク軽く動く人がどんどん増えないといかんよね、としみじみ思った非常にためになった2時間でした。
帰りにはプロントでお茶のつもりが酒。スペイン坂のカフェ?で酒。いかんなあ。
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ニューヨークのようですが(いったことないけどね!!)丸の内でやんす。
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by angrofille | 2005-01-12 23:45