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by angrofille
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盗作という暴力

仙台出身のアーティストで、ムラカワモトナリくんという青年がいる。

彼は今東京でhot fun in the funny faceというユニットで活動している。
彼の作る曲にはいつもすごく強いメロディと胸キュンな詩とそれらをひっぱる
グルーヴともうなんかマジックとしかいえないものがある。
だからつまり完璧だってこと。

いつだってそれは本当にこの世界中でただ一人、彼にしか作れないもの。

その彼の曲が盗用された。

これが彼の曲「neon」

盗用したのがこの曲。
仙台出身のFILMという人。
「最後のしるし」という曲でまるっきり盗用されています。
このページの一番最初で聞けます。

彼はこの人が自分の曲をまるっきり使っていること、何もしらなかった。
ムラカワくんが東京にいるとき、知らないことをいいことにどんどん
彼の曲は蝕まれて、CDまでリリースされた。
猿が聞いても猫が聞いても誰が聞いてもなにもかも盗用なのに、
どうしてこんなことが許されるのかわからない。

彼の曲にはマジックがあると言ったが、それは彼自身の人柄というもの
もあると思う。彼はびっくりするぐらい誰からも愛される人だ。
とてつもなくナイーヴなのにとてつもなく開放的。
ヘブンリーの横にビートナッツ。
激しいアンビバレンツを心の中に含む人は果てしない深みを持つ。
一度会っただけで心の中に住んでしまうマジック。
だから彼の曲がどっかの誰かに盗まれたらしいと聞いた時、
彼のことを知る人はみな自分のことのように怒った。

盗用したFILMという人は、「いい曲だと思ったから自分なりに解釈して
リリースしたいと思った」と言ってるそうだ。
この人にはきっとマジックが見えなかったんだと思う。
ムラカワくんの曲がどんな思いをして作り出されたのか、
どれだけのものを抱え込んでいるのか、そんなことが
何にも見えなかったんだと思う。
「生きてるって素敵やん」なんてムラカワくんは死んでも言わない。
それがどういうことか、わからない人には死ぬまでわからない。

音楽はただ再生されるだけではほんとうの音楽にならない。
盗まれた宝石はただの石炭になる。

世の中ってほんとうに信じられないくらいひどいことが起こるけど、
絶対負けてられないと思った。絶対負けてられない。
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by angrofille | 2005-06-08 22:34