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by angrofille
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アワーミュージック

現存する世界最高の映画作家、
ジャンリュックゴダールの新作「アワーミュージック」が本日最終日
ということで
東京地震にむけてリハを行っていたひぐちさんとかおりさんと
吉祥寺でルンルンお茶してから、日比谷まで走って行ってきた。

どうにか間に合ったけどここで大問題。
シャンテシネは指定席だが会場に段差があまりなく、
前のやつの頭で画面がみえない
どうにかしてよシャンテシネ!!プンプン!!

で、「今回のゴダールは非常にわかりやすく面白い」
という非常な前評判だったのですが、poorでstupidな
わたくしにとりましては、充分に難解でございました、、。
画面も非常に見づらかったですし、、(いいわけ)

わたしはこの映画の20%も理解できていない。
すみません、馬鹿で、、(泣)

煉国遍の冒頭の空港の画面がものすごくシャープで、
デジタルかと思った。ものすごくびっくりした。
それからの映画のテンポが、非常にゆっくりしていると
感じた。ふるえがくるほど美しい強烈なイメージの
洪水というのではなく、見ている側になにかを
諭すというか伝えることを前提としているかのように、
ゆったりと物語が流れてゆく。
そしてゴダール自身は講師の役。彼は鞄から
写真を取り出しながら、若い生徒達(デジタルビデオカメラ
を持つ若者も)に教えてゆく。
ただ引用するのではなく、「この引用はこういうことですよ」
とおしえてくれるのだ。もう鼻血ブーである。
この映画はほんとうにやさしいというか、なんというか
人間っぽい。登場人物をできるだけばかげた理由でばんばん殺す
昔のゴダールとはほんとに違う。
あああもう1回見たい見たい見たい

講議の最後に「デジタルカメラは世界を救えますか?」と聞かれて、
沈黙で答えるゴダール。
私は聖女ベルナデッタの例をすごくよく覚えている。
ベルナデッタは聖母マリアを奇跡で見たが、どんなイメージか
説明できなかった。ミケランジェロの絵を見てもわからない
彼女がようやく聖母と認識できたのは、何千年も前のぼろぼろの
壁にかいてあるような宗教画。
進んだ技術だからといって、本質が伝えられるとは限らない。

この講議の場面はほんとうにぞくぞくしました。

また、印象的なのはゴダールが庭いじりしている庭。
そしてうつくしい花。
天国は海じゃなくて河原。
あと、音が本当に素晴らしかった。

やばいいますぐもう1回みたい。見ないうちにはわしゃ死ねない。
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by angrofille | 2005-11-19 03:23 | 映画