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by angrofille
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イン・アメリカ/三つの小さな願いごと(2002 アイルランド/イギリス)

IN AMERICA

「マイ・レフトフット」「父の祈りを」のジム・シェリダン監督の半自伝的作品。
アイルランドからアメリカに渡った夫婦とちいさい娘二人がニューヨークで
経験する新しい生活、新しい人生。

彼らは非常に仲のよい家族なのだが、皆事故で死んだ幼い弟、フランキー
の思い出にとりつかれて、悔恨のなかに生きている。
まるで「ホテル・ニューハンプシャー」のようだが、「イン・アメリカ」の家族は
守護天使としてというより憑かれてはなれられない幻影のようにフランキーを
追い求め続けている。
死者はおそろしい。
この映画もぱっと見普通のモダンないまどき映画なのだが、全編を死者の影が
覆っていて、重く苦しい。
死んだ弟と今いる家族しかいなかった彼らの世界に入り込んでくる、黒人の
画家マテオ。彼が幻影から家族を救っていく。
死の影を癒せるのは結局新しい命しかない。新しい命は日々生まれ続け、
そしてまた日々新しい命が死の世界に足を踏み込んでいく。

イギリス的陰鬱が「モーヴァン」に続いて素敵なサマンサ・モートン、
マテオ役のジャイモン・フンスー、役者がとても素晴しい。
そしてなんといってもあまりにかわいらしい幼い姉妹(ほんとに姉妹)ボルジャー姉妹。
この姉妹がいなかったら辛くてみてられないだろうな。
おねえちゃんがださいカウボーイ姿で歌う「デスペラード」は涙がでてきます。

☆3.6つ
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by angrofille | 2006-01-26 23:07