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by angrofille
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第11回カイエ・デュ・シネマ週間

フランスの映画雑誌「カイエ・デュ・シネマ」の編集長エマニュエル・ビュルドーが、
最新のフランス映画をセレクトする東京日仏学院の好評企画〈カイエ・デュ・シネマ週間〉。
今回は特別ゲストとしてアルノー・デプレシャン監督が来日。最新作「キングス&クィーン
(仮)」('04)をはじめ、彼の作品の上映&トークショーも行なうのでお楽しみに。
movie walkerより

というので行ってきました。
おめあては「そして僕は恋をする」「エスター・カーン」の監督アルノー・デプレシャンの新作。
会場は大盛況で、10時からのチケット販売でしたが、開始20分ほどでトークショー
のチケットはうりきれ。早起きしたヒッサのおかげでなんとか19時の追加上映の回を
ぎりぎりとることができたのですが、いやはやすごい人気でした。

会場であるフランス領(あそこは日本じゃないと思う)の日仏会館のレストランで
食事をしていたら、デプレシャン監督本人が我々の後ろの席にいたそうで、
トークショーにしのびこもうと会場の前でおっかけのように待っていたらまたご本人!!ぎゃあ!!

エスター・カーンのトークショーになんとか入ることが出来て、初めて本人を拝見。
あまり声が大きくないのだけど、しゃべり方がものすごく優しくて、
そのうっとりするような話し方で
「女の子の魂を描くには、音楽は欠かすことができない要素なんです」とか
「椅子に座っていると自分が本当に椅子に座っているのかわからないから、すごい早さで
椅子から座ったり立ったりして自分が椅子に座っているところを見ようとする男の笑い話が
あります。あれと同じで、常に自分が存在する世界に疑いを持って、確かめようとすること。
それが私が映画を作り続ける理由なんです」とか
胸を撃たれるような発言ばかりされるため、もう瀕死。素敵だ。あまりに素敵だ。
その後、入れなかった回のトークショーをテレビ画面で少し見たけれど、なんか平面で
本人とはやっぱり違うなあと思った。こういうことを思うようになると、それはもう恋である。やばい(何が)。

新作「キングス&クイーン」はとてつもなくよかった。
5点満点で7点くらい。まさしく魂を掴まれるような映画で、終わったあと脳がしびれて
うまく動けなかった。彼の「エスター・カーン」も理屈ぬきに心を動かされる映画で、
「そして僕は恋をする」も骨の髄までフランス的なほんとうに素晴しい映画だったけど、
新作はそれらを遥かに超えるネクストレヴェルの作品で度肝をぬかれました。
おすぎが「わたしッ、この映画を見るために生まれてきたんですうッ!!」っていつも
絶叫しているけど、あの人はいつもこうやって脳が痺れる感じになってるのかなあと思った。
今年中に公開予定とのことですが、公開されなかったら暴動してやる。
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by angrofille | 2006-01-29 12:30 | 映画