映画日記など メールいただけるとよろこびます angrofille@excite.co.jp


by angrofille
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

拘束のドローイング (2005年 アメリカ)

マシュー・バーニーがライフワークとする作品を映像化。
日本の茶道や捕鯨を題材に、男女の愛を奇抜な映像美で表現。
マシュー・バーニーとともにビョークが出演し、音楽も担当している。

渋谷シネマライズで3週間限定上映ということで行って来た。
「トムヨークが吐いた」という情報を聞いてすごく不安になったのですが。。

マシューバーニーの作品は写真とオブジェしかみたことがなくて、ずっと
映像を見たかったのです。
この作品はずいぶん日本文化を研究したみたいで、瀬戸内海の海女さんとか
阿波踊りのシーンとかたしかにスペクタクルなんだけど今の日本の風景
とのズレがほとんどなくって、捕鯨船上の風景はNHKドキュメンタリーというか
円谷プロみたいっていうか「怪獣の出てこない怪獣映画」みたいな印象すら受けた。

茶室のなかで本物の裏千家の宗家を相手に行われるお茶の儀式はやっぱり
トンデモ日本文化だったけど、彼らの衣装がほんとうに素敵で見とれてしまった。
毛皮でできた角隠しと打ち掛けなんかもうほんとにかわいい。
b0046664_2330506.jpg

結婚式にはぜひともこれを着たいものだ、、と見ている女子は皆思ったのでは
なかろうか、、

もうひとつのテーマの捕鯨についての表現がすごかった。ふんどしの少年が
医務室でくじらみたいに口から吐き出す竜涎香。バーニーとビョークがお互いを
求め合って沈み行く茶室で鯨解体用ナイフでお互いの体を切り刻むシーン。
てっきりマシューバーニーは捕鯨反対なのかと思ったくらいだったが、これは
愛と解放の物語ということだから違うのか、、。全身くまなく使いたいくらい好きって
ことかしら。

ビョークによる音楽も「ヴェスパタイン」の流れを汲む非常に美しい音楽で、音楽が
この作品ではものすごく重要な位置を占めていた。

岡崎京子の漫画で「このまま二人バニラとストロベリーのアイスクリームみたく
どろどろに溶け合えたらいいわね、、」という台詞がありましたが、彼らは互いの
肉を食べさせあっていたからな、、野性的な毛皮の花嫁衣装で、、
愛する人と鯨になって海に泳ぎだしていけたら素敵ね、、

☆3.8つ
b0046664_2341699.jpg

[PR]
by angrofille | 2006-02-26 23:42 | 映画