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by angrofille
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ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005 アメリカ/カナダ)

世界が誇る変態監督デビッド・クローネンバーグの新作
「ヒストリー・オブ・バイオレンス」、中原昌也も絶賛ということで(?)
行って来た。場所は東銀座の東劇という松竹本社にあるクラッシックな
映画館。

田舎町で食堂を営むトムと弁護士の妻、エディは、ちょっといじめられっこの
息子とかわいい娘と幸せに暮らしていた。ところがある日、トムは店を襲った悪者を
まぐれでやっつけてしまい、町のヒーローになってしまった。平凡な日常に少しづつ
亀裂が入りはじめ、、というあらすじ。

もう最初の意味ありそでなさそなモーテルの前でぐだぐだしゃべるチンピラ
の長回しからしてすごくいい。ぐだぐだしゃべるチンピラが仲間に水汲んでこいって
言われて面倒くさそうにモーテルの事務所に入ると仲間が殺した従業員の死体が
ごろごろ転がっていて、そいつは無関心そうに死体を眺める。水を汲む男に、隠れていた
殺された従業員の子供がぬいぐるみをだっこしながら助けを求める。助けるのかと
思いきや、そのこどもにゆっくり銃を向けるチンピラ。暗転して銃声。ぎゃー

そういう非常にディテールの細かい暴力シーンがものすごくたくさんある。
アクションじゃなくてこりゃもうスプラッタでしょうという死体が出てくる。
暴力シーンだけじゃなくて性的シーンも異様にディテールが細かくてもうびっくりする。
微妙な関係の異性とのデートには思いっきりおすすめしない映画だ。

誰にでも過去というものはあるけれど、自分自身ですら受け入れがたい過去と
向き合うとき、家族はどうするのか?ラストシーンがとにかく素晴しい。こんなラストシーン
みたことない。

出てくる俳優が一人残らずものすごくいい顔をしている。みんな俳優というよりミュージ
シャンみたいな顔をしている気がする、というかものすごく味のある顔をしている。
ダイナーの従業員も、フィラデルフィアのギャングも、ボスも、保安官も、みんな一度
見たら忘れられなさそうなアクのつよい人たちばっかりで顔見てるだけで飽きない。
主人公のビゴ・モーテンセンは話が進むにつれて顔が変わっていくのがすごい。
あと息子役のアシュトン・ホームズがものすごく素敵でもうドッキリ。バンビが少年に
なったみたいな容貌である。彼を見るたびに草むらをちょうちょと跳ねる子鹿の姿が
浮かんでアルファ波でも出そうだ。ナイーブ俳優の座で「エレファント」のジョン・ロビンソン
と双璧をはれると思うのだが、どうか(何が)
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☆4.1つ
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by angrofille | 2006-04-02 01:36 | 映画