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by angrofille
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デスプルーフinグラインドハウス

見た人全員が絶賛してるタランティーノの新作を六本木で鑑賞。
これはほんとに素晴しかった!

「グラインドハウス」というのはアメリカであった、B級映画を
二本立てで見るスタイル。美女と車が出て来て、怖い目にあってみたいな
お決まりのストーリーの映画を汚い映画館で油ギトギトのポップコーン
食べながらみる、みたいな。日本の名画座の下品なかんじみたいな。

この映画の前半はまさにこのグラインドハウスでかかっていた映画の
レプリカの体裁で、フィルムの傷や掠れまで再現されている。それで
ついつい居眠りしてしまったのだが、展開がガラリと変わる後半で
飛び起きて、あとはもうずっとアドレナリン出っぱなし。

後半のキモは、このグラインドハウスでかかるようなB級映画をタランティーノ
が彼なりに昇華して映画の新しい次元までひっぱりあげているところだ。

後半では「キル・ビル」でウマ・サーマンのスタントをしていた女スタントマンの
ゾーイ・ベルが自身の役で出演して華麗なスタントをカート・ラッセル演じる
サイコキラー・スタントマン相手に繰り広げる。

我々はいつも映画を虚構として見ているわけだが、スタントマンのゾーイ・ベル
のアクションは「これはホンモノだ」と思って見てしまうので、映画としては
ありがちなアクションシーンでも、見ている側に桁ちがいの緊張感を与える。

ゾーイ・ベルたちとサイコキラー・スタントマンとの死闘のシーンにおいて、
通常のグラインドハウスムービーではただきれいな女の子が殺されていくのを
見ているしかなかったけど、タランティーノの創造したデス・プルーフでは
不条理なことに対して最高に冴えたやりかたで最高な女の子たちが立ち向かう
爽快な画面を見せてくれた。これって映画にしかできないことだと思う。

柳下毅一郎さんが「タランティーノはこの作品でどこか映画の魂に触れて
しまっている部分がある」
って言ってたのは、こういうことかもと思った。

なんかぐだぐだ言ってるけど、デス・プルーフはほんとに最高!!
すべての人類におすすめ!

☆4.3つ

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(C) 2007 The Weinstein Company
みんなキャラが立ってて最高

「デス・プルーフ in グラインドハウス」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
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by angrofille | 2007-09-23 04:19 | 映画