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by angrofille
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IN AMERICA

「マイ・レフトフット」「父の祈りを」のジム・シェリダン監督の半自伝的作品。
アイルランドからアメリカに渡った夫婦とちいさい娘二人がニューヨークで
経験する新しい生活、新しい人生。

彼らは非常に仲のよい家族なのだが、皆事故で死んだ幼い弟、フランキー
の思い出にとりつかれて、悔恨のなかに生きている。
まるで「ホテル・ニューハンプシャー」のようだが、「イン・アメリカ」の家族は
守護天使としてというより憑かれてはなれられない幻影のようにフランキーを
追い求め続けている。
死者はおそろしい。
この映画もぱっと見普通のモダンないまどき映画なのだが、全編を死者の影が
覆っていて、重く苦しい。
死んだ弟と今いる家族しかいなかった彼らの世界に入り込んでくる、黒人の
画家マテオ。彼が幻影から家族を救っていく。
死の影を癒せるのは結局新しい命しかない。新しい命は日々生まれ続け、
そしてまた日々新しい命が死の世界に足を踏み込んでいく。

イギリス的陰鬱が「モーヴァン」に続いて素敵なサマンサ・モートン、
マテオ役のジャイモン・フンスー、役者がとても素晴しい。
そしてなんといってもあまりにかわいらしい幼い姉妹(ほんとに姉妹)ボルジャー姉妹。
この姉妹がいなかったら辛くてみてられないだろうな。
おねえちゃんがださいカウボーイ姿で歌う「デスペラード」は涙がでてきます。

☆3.6つ
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by angrofille | 2006-01-26 23:07
真夜中の弥次さん喜多さん
です。

これって映画なのかな、、?
と開始1分くらいで頭の上におおきなクエスチョンマーク。

あまりに高いハイテンションギャグ&唐突に夢から突き落とす構成。
これはもう難解といってもいい。
クドカンは木更津がよくわからなくて敬遠していたのだけど、
「マンハッタンラブストーリー」で激ぞっこんファンになってしまった。
異様に地に足のついた設定なドラマの中に唐突に入り込んでくる
ファンタジーがたまらなく夢見てるかんじでよかった。

原作を読んでいないのでなんとも言えないのですが、これは12回
連続のドラマなんだろうと。それを2時間に収めようとしてしまった
がために、このように複雑怪奇なびっくり屋敷みたいな話になってしまった
んだろうと。非常に前向きな失敗作(言い切れる)であると。
テリーギリアムの「ラスベガスをやっつけろ」に似てる。

しかしクドカンが描きたい人間像ってなんなんだろう。
これだけたくさん書いていても、常連の役者がいても、
普通にじみでるエゴイズムみたいのがいつまでたっても出てこない。
本当に得体が知れないなあ。アンファンテリブル。
くど監はサーガみたいなの撮ったほうがいいんじゃないか。
ゴッドファーザーみたいなやつ。

☆2.7つ
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by angrofille | 2006-01-15 02:56
hmちゃんのおうちで、じゃがいもごろごろほっこりカレーを
いただきながら鑑賞。なんかもうオープニングからひたひた恐い。

鏡の前で5回「キャンディマン」と唱えると鈎の手の殺人鬼が現れる、、
という都市伝説を調べる女子大生ヘレン。ただの伝説と思っていた
彼女だが、100年前に生きていた殺人鬼が目の前に現れて
彼女を要求し、、

というおはなし。
舞台がこの世の終わりみたいに汚い郊外の黒人だけが住む公団住宅。
黒人居住区に白人女性が乗り込む、、というのを大変強調しているので
社会派?かと思いきや、キャンディマンが現れるところからどんどん
画面が暴走していく。もうほんとにやりたい放題。衝撃のプロット。
まさか主人公があんなことになっちゃうなんて!口が裂けてもいえない。
キャンディマンは人の記憶に残っていくために人を殺す。
ヘレンは彼にひきずられていってしまうのだけど、彼をふりきり
聖女みたいな事をして人々の記憶に残る。まああんなことになっちゃう
んですけど、、

子供っぽく怖がらせるのでも、ひたすら恐怖を煽るのでもない、
どこまでも暴走するほんとに異色のホラー映画です。
アップより空撮のほうが多そうなのが不思議だ。
2もあると知っておどろいたのですが、じつは3まであるらしい。
実は大人気、、?
死ぬ程寒い夜に見るのがおすすめです。

☆3.5つ
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by angrofille | 2005-12-15 02:52

片足のカラス

片足のカラスを見たんだ。

それは晩秋のイギリス、マンチェスターの下あたりにある湖水地方でのこと。
ウィンダミアという小さな町の駅で、バーミンガムへ行くコーチを待っていた。
夏は観光客でごったがえすこの小さな山あいの町も、シーズンオフの今は
ほんの少しの観光客とほんの少しの地元民しかいない。
外はまだ明るくなり始めたばかりで、すごく寒くて、
その上しとしとと霧みたいな雨が降っていた。
バスはやっぱり時間に遅れていて、まだ来ない。
さっきバスのチケットをB&Bに忘れて、走って取りに帰ったものだから、
わたしは朝から疲れていた。

そのとき駅のベンチの前に、小さなカラスが降り立った。
体長20センチくらいの、すごく小さなカラスだ。こどもかもしれない。

どこにでもいる普通のカラスなのだけど、何かがおかしい。
じっと見つめているのだけど、さっきから片足でずっと立っているのだ。
歩くときも片足でぴょんぴょん飛んでいる。
片足を隠しているのかと思って、他のカラスを見てみたが、みな両足で
ぴょこぴょこ歩いている。足を隠すにしても、上に持ち上げているだけで
こんなに完全に見えないことはない。

このカラスには片足がないのだ。

そう気づいたとき、背中に電気が走ったようだった。
片足のカラスなんてあまりにもダンディだ。
私になにか教えるためにここに降り立ったのかもしれない。
この子をわたしのマスコットキャラクターにしようとその時決めた。
その日乗ったバスで、わたしはまた素敵なカラスに出会うのだが、
それはまた別の話。

この厳しいイギリスの冬を、この子は片足で乗り切れるだろうか?

獲物をつかまえたり、木に捕まって寝るとき、つらい思いをしていないだろうか?

そのへんに生えてた木でも石鹸の看板でもケバブ屋のおっさんでも
何でもいい。
なにか思いを馳せるものがあるということは幸せなことだ。
そういうものをこころにしまいこむために、わたしたちは
きっと旅に出るのだ。
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by angrofille | 2005-12-11 19:07
サーペンタインギャラリーで行われている、
イリヤ&エミリアカバコフの展示にいってきた


サーペンタインギャラリーはケンジントンガーデンというダイアナ妃が
住んでいたところにある公園の中にあるギャラリー。
その中に彼らが「夢を見るための空間」を作ったそうです。

これがしぬほどすてきだった

公園に面した大きな窓に向かって真っ白なベッドが置かれていて、
来た人はそのベッドにねそべってうたたねしたりできます。
この風景が、ゴダールの映画の中に出てきそうなくらい美しい。

建物の中心には、また真っ白な壁に囲まれた小さな階段の中に
ベッドが置いてあって、中に入って寝そべると、周りにきれいな
鳥や花の影絵が見えます。もうゆめごこち。
クレマスターの中の世界に入ったらこんなかんじかしらと思いました。

この環境を再現するならどこがいいかしら。原美術館とか?


見終わった後は、じゅんこちゃんを呼び出してトテナムコートロードの
プレットの窓際に陣取り、エスプレッソとスプーン片手に熱く議論する。
(カップルの手の繋ぎ方は如何にすればスマートであるかどうかとか)
今日は1ヶ月分くらい笑ったような気がするなあ。
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by angrofille | 2005-11-10 06:26
コーチにゆられて3時間。
イギリス第2の都市、バーミンガムに行って来ました。
方言はバーミンガムの名から「バーミー」と言われるやつで、
現地ではセクシーなアクセントだと評判らしい。

第一印象は「荒れてんなあ」

街の印象としては、横浜の中心みたいなかんじかなあ。
でっかいショッピングセンターとか何個もあります。

でもバスとか昼でもけっこう怖い。よっぱらってるおっさんとか
けっこういるし、みんな大声でお下品な話しとかしてます。
コーチの駅では床で太ったおばちゃんが超寝てるし。
ベンチががら空きなのに、なんでそこで寝るのか、、?
とは聞けるわけもなく、駅の係員のビッグなシスターは
トイレに行くため小銭を両替してくれと頼む客を
「はあ?何のため?知らないわよあたし」とかいってむげに断っている。
すげえ。ちょっとカルチャーショック。

で、そこのコミュニティセンターでブレイクダンスの
練習に明け暮れるブラザー達を見学しました。
12月にコンペティションがあるとかで、みな熱心。
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皆金がないので地元のカルチャーセンターの1室を
いくらか出して借りて、友人同士で使っているそうです。
ウオームアップのために体育館内を走るんだけど、
飛んでるんじゃないの?!ってくらい歩幅が広い。
女の子もガンガンバック転とかしてます。

これがシーンってやつか!!と、バーミンガムで
B-BOYカルチャーの洗礼を受けてきましたよ若王子どの。
仙台メロン結成しなきゃ、、。
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by angrofille | 2005-10-29 00:07

Diane Arbus Revelations

ビクトリア&アルバートで、写
真家ダイアンアーバスの大回顧展(たしか
ヨーロッパで初)が行われているので行ってきました。


図録(ダイアンアーバス「リベレーション」)が非常にすばらしいので
見てみて下さい。

その図録にも収録されているのですが、
彼女が見た夢のメモがありました。

彼女の撮った写真は時に目を背けたくなるくらい
生々しく痛々しく、強烈に神々しい。
「私たちはこんなに病んでいない」と、
彼女の撮った写真を非常に嫌う被写体もいたそうです。

彼女の見たのは、美しく燃え上がるホテルのなかで
写真が撮れない夢。
とても美しい文章で驚きました。
優れた写真家はみな文章が上手なのはなんでだろう。

夢の中で彼女は写真が撮れなくてものすごく焦っています。

最期は自らの命を絶ってしまった彼女ですが、
もしかして、彼女は常に強烈なものに圧倒されて写真が撮れない
ことに焦っていたのでしょうか?
だとしたら、さぞかし辛かったろうなと思います。

なんだか「知ってるつもり」みたいになってきました。
以下、彼女の文章を日本語に訳したつもりですが、たぶんかなり意訳です。


***************

私は燃え上がるホテルにいた。ものすごく大きくて、真っ白に飾られたゴージャスなホテル。

でも炎はすごくゆっくり燃えていたので、まだみんなホテルの中に自由に出たり入ったりできた。
実際の炎は見えないのだけど、煙が灯りのまわりに分厚くかかっていて、
それがほんとうにきれいだった。

私はすごく急いでいた。そして、私は写真が撮りたかった。ものすごい写真が。

私は自分の部屋に行って、どうしても助け出さなければいけないものを探したのだけど、
どこにあるのかわからなかった。
私のおばあちゃんも近くにいた。たぶん隣の部屋に。
どうしても助けなければいけないものが何なのか、何を探しているのか私にはわからない。

ホテルはもうじき崩壊してしまう。

私は何をすればいい?

写真を撮るとしても、きっとフィルムすらない。もしくはカメラがみつからない。
私はいつも妨害される。

誰もが忙しそうで、その辺をうろついていたけど、それはすごくもの静かで
なんだかゆっくりだった。

エレベーターは金色だった。
まるで沈んでいくタイタニックのよう、、、

私は輝きに包まれていたけど、写真が撮れないことがすごく心配で、
とても混乱していた。

私の人生のすべてがそこにあった。

それはある種の平穏。でも、子どもを出産するときみたいに、
痛々しさがエクスタシーを妨害していた。

世話係が戻るようにあなたに頼む。彼らはまだ準備ができていないのだ。

私は輝きにほぼ圧倒されていたけれど、それ自身に妨害されてもいた。

天井にキューピッドが彫られていた。

たぶん私は写真が撮れないだろう。もし私がカメラと私自身を助け出せるとしても。

たくさんの人がいたのに、私はおかしなくらい一人ぼっちだった。
彼らはまだ姿を現さない。
誰も私にどうすればいいのか教えてくれない。

私は彼らを無視しないように心配していた。
もしくは私が考える何かを彼らにしたのではないかが心配だった。

それはスローモーションの非常事態だった。
私は台風の目の中にいた。
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by angrofille | 2005-10-29 00:02
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ビクトリア&あるばーと美術館で、ペンギンブックス
のエキしビジョンやってます。
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やっぱかわいいわー
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むかしは色でジャンルわけしてたそうです。
緑がミステリーでオレンジがフィクションとか。
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みんなで祝おう。
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by angrofille | 2005-09-20 04:07
今年のドイツ年の公式マスコットキャラクター、
”ドイツのどらえもん”ことマウスとたまプラーザで会える!
これが公式ページ。
ドイツの
ページ。言葉はひとつもわからないが、死ぬ程かわいいことはわかる。


今イベントでは、マウス公式グッズ、ドイツで買い付けてきた
ここでしか買えないマウスグッズのほか、
おおきなマウスが登場して、握手できるんです。
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きゃあああ
愛らしい!!!
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んもー マウスって立体だとひときわかわいい。

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おみせはこんなかんじ。
こどもたちはみんなマウスのこと知ってるんです。
教育テレビで五分しかやってないのに!!
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マウスがいっぱい、、ほわーん
このヌイグルミは、ドイツ製だけあって触り心地が
カシミアのごとく心地よい。ドイツってすごい、、
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いちおしはこれだ!!マウス、ピクニックセット!
水筒とかちょうかわいい。ナフキンとか、
かわいすぎて使えない。
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マウスがまってるよー!

8/31まで、多摩プラーザで開催中です。
マウスが出る日は、あらかじめ問い合わせたほうがいいかも。
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by angrofille | 2005-08-14 22:05

阿佐ヶ谷の看板猫

看板猫っているんだね。リアル招き猫?
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これが看板にゃんこ。
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これがにゃんこ看板。
文章の意味はさっぱりわかりません。
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by angrofille | 2005-08-14 01:19